こんばんは、白みやです。
今回はボールペンの紹介になります。
筆圧や持ち方でペンの太さが変化する、万年筆感覚のゲルインクボールペン、ユニボール・エアの記事になります。
ボールペンだけど筆圧がつく?
ユニボール・エアは2015年に販売開始した、比較的新しいボールペンです。
シグノやジェットストリームと同じ三菱鉛筆の商品ですので、品質は間違いないです。
私はこれはリピート買いになります。
発売した当時にすぐに買ったのですが、使い始めたのはそれから1年後くらいだった気が……
主に絵を描く際に使っていました。
- 筆圧がつく
- 書き心地が軽い
- 紙との摩擦が少ない
などの特徴から、絵を描くのに向いているからです。
太さは2種類あり、0.5mm(描線幅0.3mm~0.5mm)と0.7mm(描線幅0.4mm~0.6mm)です。
私が購入したものは、細めの0.5mmの方です。
ペン先の形状はこのような感じになっていて、普通のボールペンに比べるとちょっと独特な形です。
樹脂製のソフトカバーで、使い込むごとにその人の癖に合った書き心地になる
との事です(公式サイト参照)。
筆圧によって空気の流れが代わり、ペンの太さに変化がつきます。
そのため、留め、ハネ、払いなどが綺麗にキマる、というボールペンでありながら万年筆のような味わいが出ます。
万年筆と違い、放置していてインクが詰まったりなど、手入れに手間がかかる事も無いので手軽なのも良いですね。
ただこれ、別売りの芯は無いので、使い捨てになります。
早速書いてみた。ペンの太さの違いは?
いつものロディアに書いてみました。
上から
- ペンを垂直に近く立てて書いた線
- 少し寝かせて(傾けて)書いた線
- かなり寝かせて書いた線
- 手癖で書いた波線
- 力抜き目に書いたぐるぐる線
- 力を抜いて書いた直線
- 筆圧をかけて引いた直線
です。
下の2本の線は、力を入れたり抜いたりしながら書いてみた線になります。
こうしてみると一本のボールペンでいろいろな線幅が出る事がわかります。
同じようなペンとの比較
他の似たテイストのペンとの比較をしてみました。
モレスキンに書いています。
上から
- ユニボール・エア
- カクノF・パイロットの黒インク
- シグノの0.28
です。
細めの0.5を購入しましたが、この中では一番線が太いです。
私の筆圧はそれほど高い方では無いのですが、もっと力を抜いて書けばもう少し細い線が出せると思います。
ユニボール・エアは裏抜けしやすい
このペンを使うのは2度目ですが、前回の時から気になっていたのが紙の裏抜けです。
他のペンでは一切抜けていなかったものが、ユニボールエアだけは抜けていたという事が多々ありました。
今回のモレスキンでも、
このように、一番上のユニボール・エアだけが書き始めと止めのインク溜まりが抜けています。
ロディアでは抜けなかったのですが、薄めの紙やインクの吸収が良い紙だと注意が必要です。
耐水性はある?
次は耐水実験です。
先ほどのモレスキンに書いた紙を半分水に浸してしばらく置いてみたものがこちらです。
どのペンで書いたものも、水に流れる事なく色がしっかり残っています。
ユニボールエアとシグノはそもそもゲルインクボールペンなので水には強いのがデフォですが、染料インクのカクノも縁が滲むくらいで頑張っています。
……しかし、
裏から見るとがっつり染み込んでしまいました。
これは紙との相性だと思います。モレスキンが吸水が良すぎるせいでインクが紙表面に留まらず、すっかり染め上げてるんだと思う。
EDiTの紙でも実験
私が手帳で愛用しているEDiTでも実験してみました。
比較として普段使っているカクノFも並べてます。
このように、やはりユニボールは裏抜けしていました。
裏抜けもだけど透けもだいぶ目立ちます。
お絵描き用に買ったので手帳に使う予定は無いのですが、やはり透けやすいペンである事は意識しておいた方が良さそうです。
絵を描いてみた
ロディアの裏に絵を描いてみました。
斜線などの細い部分が力加減でいい感じに掠れて細くなるのが好きです。
もう少し大きめの絵を描く時の方が特徴が出せるかもしれません。
インクの出はいいのですが、下書き用の鉛筆の上からなぞると弾いてしまい、うまくインクが出てこないので、清書する時は少し下書きの線からずらして調整するとかした方がいいかもです。
普段使う時はデッサン用の為、下書きはしないので個人的には問題なしです。
まとめ
字を書く時にちょっとニュアンスが欲しい、イラストに筆圧をつけたい、宛名書きなどで万年筆っぽい線が出したいけどインクの水濡れが気になる……
などの要望がある時は、かなり優秀なボールペンです。
やりようによってはカリグラフィみたいな線を書く事もできます。
私はこのペンの書き心地の軽さが好きなので、ざくざく使いたいと思います!裏抜けしても構わない片面づかいのノートやコピー用紙に無造作に描いていくのが気持ちが良いです。
味のあるペンなのでぜひお試しください。
コメント