こんにちは、白みやです。
今回は初の書評というか、読書レビュー記事になります。
読んだ本は「似合う服がわかれば人生が変わる」というタイトルのファッション本です。
冬の終わり頃から服整理に熱心になっているのですが、どうもいまいちやりきった感がしないので、参考になるかと思って手に取ってみました。
どういう内容の本?
まず本の概要から。
- タイトル…ニューヨークの人気スタイリストが教える似合う服がわかれば人生が変わる
- 作者……ジョージ・ブレシア
- 発行日…2015年11月20日
- 出版社…ディスカヴァー・トェンティワン
作者はニューヨーク在住のスタイリストで、RALPH LAURENやダナ・キャラン、トミーヒルフィガー等で仕事をされていた方らしいです。
とりあえず書き手は日本人ではない事、日本のファッション事情や意識とは多少の誤差があるだろうという事は念頭に入れつつ、メンタル面だけでも参考にできないかなという期待のもと読みました。
ちなみに、本を開いた冒頭にカラーイラストで、
これさえ揃えれば一生モノ!クローゼットの必須アイテム22
というものが紹介されています。これらのアイテムの詳しい解説はのちの章に出てきます。
ここからは目次の内容にそって中身を紹介いたします。
まずは服より一冊のノートを買いましょう
文具のブログやっててノート系は大好きな自分からするとこの始まり方は好感度が高いです。
私の場合、yPad8のフリーページをファッション関連の覚書にしていたので、そこを使う事にしたのですが、結果的に書き込むスペースが足りなかったので、これから始める人は素直にまる一冊用意したほうがいいです。
本を読み進めていくと自分で書き込む作業が出てくるのですが、性格が真面目なので全部ちゃんとやりました。
その時にこの用意したノートを使う事になります。
ワーク系はしない、読むだけでいいという場合は不要です。
前に服整理の時に作ったノートは服の種類を書き込んでいく目的なので、文章を書くには向いていないためこの目的には使えませんでした。が、後々服を処分する際とても役に立ちました。
目次を見ての通りChapter1では服が人生に与える影響の大きさがメインに語られています。
服は必ずなんらかのメッセージを発しており、それを着る事でどんなメッセージを伝える事になるのか、という視点で書かれており、一冊を通してそこが重要視されていました。
Chapter2では、具体的におしゃれをする場合のテクニックや気構えなどが書いてあります。
曰く、体型にあった服を着る事、朝の時間をバタバタせず有効に使う事、TPOには合わせるが、手抜きをする日は無いようにすること、などなど。
よくセンスの良いファッションといえばフランス女性が取り上げられてますが、この本でもそこは同じでした。質とサイズに妥協しない、という部分で。
クローゼットに揃えておく定番アイテム22
次は「最低限これを揃えておけば着回しに困らないよ!」というアイテムを22個上げてあります。
22って多くない?って思うんですが、個人的には「一年間で10枚以下の枚数で回してます!」みたいな極端なミニマリストよりも現実味があって安心します。
また、これは基本的に常に持っておくアイテムという意味であり、そこにプラスして一時的な流行ものや、自分の趣味に走った物もその都度追加したり減らしたりして良いという意味です。
この22種類だけで年中回しきれる、という事ではないです。
自分のクローゼットを見て、ここに書かれた22アイテムを実際持っているかと調べたら、8割くらいは持っていました。ただし、上質ではない。サイズアウトしてるものもある。
あと、どんなに進められても似合わない事が過去の経験で解ってるから買わない、というアイテムもあれば、体質的にそれは着れない、というものもある。
この22の基本アイテムはできる限り長く着れる、上質なものを揃えるようおすすめされています。
クローゼットの中身は100点満点の物しか入れてはいけない
この作者が何度か繰り返して言うフレーズなのですが、自分のクローゼットの中に入れて良いアイテムは、自分にとってパーフェクトと言えるアイテムのみである、という事でした。
どんなに安いアイテムであれ、自分基準でパーフェクトであること。そういうアイテムだけで構成されたクローゼットなら何を着ても安心、という話。
ですがこれめちゃくちゃ実行するの難しいです。
私も一つ一つのアイテムを点検し、試着し、考えたのですが、単品で見るとダメだけど、組み合わせ次第で色合いも形もよく見えるようになるって服が多い。
もちろん単品だとかわいいけど合わせようが無い服もある。
作者もいきなり100点を目指せとは言っていないので、少しずつ入れ替えするくらいのほうがいいと思います。
Chapter4では色の合わせ方や印象について書いてあります。
パーソナルカラー診断のように、あなたはこういう特徴だからこれ!という具体的な決め方は書いてありません。
どちらかというと、自分の目と感性で直感的に似合うものを重視している感じでした。
あとは、「その色が持つ一般的な印象や取り入れ方」が書いてあります。
いよいよクローゼット整理
いよいよ自分のクローゼットにメスを入れる段階です。
服の整理がしたかったのでここが一番気になる所でした。
実際読んでみると、今まで見た事のある断捨離系の服の捨て方と大差はありませんでしたが、心構えの復習ができました。
手順としては「いる、いらない、保留」に分けるとか、季節ごと、色ごとに分ける、とかです。
迷った時どうするか、スッパリ捨てるための決断はどうするか、というメンタル面の部分は役立ちました。
私も自分の服を見直して、25枚くらい処分しました。
Chapter6では服を買う時の心構えの話が書いてあります。
買い物するときはテーマを決める、買ってはいけないアイテムをリストしておく、どんどん試着する、などなど。
このへんは比較的意識していたので特に新しい発見は多く無かったのですが、それでも私は服の買い物で失敗をしている、それはなぜなのか、という反省になりました。
私の場合、買ってみて失敗というパターンは
- じっくり選ばず、間に合わせに安い店で買っている
- 試着ができない通販で買っている
- 試着してみて、完璧ではないにしても入るし、安いからまあいいか、という妥協がある
- 似合わないけど実用的だからという理由で買い、着ているうちに嫌になってくる
これらのどれかにだいたい当てはまってます。
ほぼ気合の足りなさなのでは?という感じ。
あと、多少無理して高めのを買ったほうが大事に着るし、所有している気分も良いです。
早速買い物に行きたくなりましたが、近所で衝動的に買ったら意味が無いので、今度じっくり服を買うだけの日を作りたいです。
まとめ
クローゼット管理、買い物の時のコツ、色合わせテク、など方法論として役に立つ事もかいてあり、また、捨てるかとっておくかについても断捨離本ほど強火じゃない程度には指南してるので、時々読み返して初心に帰りたい感じです。
ただ一つ注意点を言うと、作者の語り口が大げさというか、独特なので(海外の物を和訳した本にありがちなオーバーリアクションなテンション)そのへんは好き嫌いが出やすいかもしれません。
個人的にはこういうタイプの言い回しの本はたくさん読むので大丈夫ですが、時々「???」ってなる部分がありました(特にタートルネックに関する記述)。
自分でも死蔵している服をどうにかできないかとあれこれコーデ考えてみたりしました。
(絵が雑過ぎますが)
早く活かせるようになりたいです。
ちなみに私の住んでいる地域では、未だに1月や2月と同じ服を着ています。要するに真冬ファッション継続中です。
7ヶ月同じ服着てるの良い加減にやめたい。
似合う服がわかれば人生が変わる
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