プチプラ万年筆・ preppy (プレピー)のブルーブラックを試してみた

こんにちは、白みやです。

手帳の紹介が続きましたので、今回は万年筆のレポをしていきます。

 

一番初めに紹介するのは、プラチナ万年筆の preppy (プレピー)、ブルーブラックになります。

プレピーBBアイキャッチ

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商品の説明

 

まず、優秀な低価格万年筆として名の高いプレピーの全体的な紹介をします。

 

  • 万年筆なのに低価格(通常300円ほど。EFは400円)
  • キャップを閉めていれば一年間インクが乾かない「スリップシール機構」という作りになっている
  • カードリッジ式
  • プラチナ専用コンバーターも使えるのでインクの入れ替え可能
  • サイズ最大軸径約13mm/長さ138mm
  • リニューアルされ、インクと軸の色が同じになった
  • サイズは02(極細・EF)、03(細字・F)、05(中字・M)の三種類
  • 02と05は3色展開、03は7色展開

 

プレピーブルーブラックキャップ

 

キャップに書いてある通り、2007年に発売して以来、1000万本以上の販売数だそうです。

 

評判はいろいろ目にして来ましたが、実際に使うのは今回が初めてです。

普段使っているカクノも約1000円という低価格なのですが、プレピーはさらにそれの半額以下です。

どんな使い心地なのでしょうか。

 

プレピーの中身を分解

 

プレピーブルーブラック分解

 

バラけるとこうなります。ペン先部分と軸、キャップ、それからカードリッジです。

カードリッジはプラチナ純正のものが1本付属してきます。これはブルーブラックになります。

 

プレピーブルーブラック中身

 

カードリッジを差し込みました。特に力を無理やり入れずとも入りました。

これに先ほどの軸をもう一度取り付けて、インクが降りてくるのを待ちます。

 

早速試し書きをしてみた

 

プレピーブルーブラック色見本

画像がやや暗くなってますが、落ち着いたダークブルーです。特に黄みや赤みも感じません。

紙はロディアに書きました。

一番細いEFを購入したのですが、カクノのFと比較してみると、ややプレピーが細いです。

細ニブではありますが、インクの濃淡はちゃんと出ます。

 

耐水性の実験をしてみる

 

プレピーブルーブラック試し書き

字があんまりなので解説すると、上から

 

  • プラチナ・プレピー(古典インク?)
  • セーラー・ストーリア/ナイト(顔料系インク)
  • パイロット・色彩雫/ 月夜(染料系インク)

です。

違うメーカーのブルー系を比較対象として同時に書いてみました。

 

気になっていたのが、プラチナのブルーブラックは古典インクだという情報です。

プラチナのブルーブラック(ボトル)が古典インクだから、そのインクカードリッジが付属してくるプレピーも古典インク、と聞いた事がありました。

本当にそうなのかまだちゃんと確認できてないので、古典インクかもしれない、くらいに思って実験します。

 

古典インクについての詳しい話は趣旨が違うのでここでは省きます。

ざっくり言うとインクの成分が時間経過により、青みが次第に抜けて黒ずんで来て、耐水性や耐光性が増すインクである、という感じです。

 

書きたてなので、色の変化は特に起こらない状態ですが、まずは耐水性を試すために、水道水で紙全体を流してみました。

プレピーブルーブラック水濡れテスト

濡らした後、ティッシュで表面を拭き取って完全に乾燥させたのがこの画像です。

 

プレピーはだいぶ残ってる印象です。古典インクなのであれば、時間が経てばもっとしっかり色が定着して流れにくくなるかもしれない。

(これはまた追って試してみようと思って実験資料を作成中です)

 

比較用の他の2種ですが、対象的な結果になってます。

 

ストーリアのナイトはそもそも顔料インクなので、耐水性にはとても優れています。水道水程度、全くびくともしないです。

 

色彩雫の月夜は水をかけた直後から面白いほど良く落ちました。

完全に流れ切る所までは行かないのですが、普通に読むには難があるくらいには消えてしまいます。

 

このプレピー、使用目的として、ストーリアのナイトが入っているカクノを洗浄している時の代用品にしようと思っていました。

(ナイトは顔料インクのため洗う際に水につけておく時間がかかるので、乾かす時間と合わせると2日位かかる)

趣味の文具箱という雑誌に載っているインクの色の色相分布図をみると、この2色は近い位置に居るのですが、確かに肉眼で見ても結構似てるかも。

ストーリア・ナイトとプラチナブルーブラック

比較してみたのがこちら。

ややナイトのほうが青みが強くて彩度が高いですが、確かに近い。

プレピーBB、同じ系統の青で気軽に買えて、手帳に書き込むにもちょうどいい細さなので助かります。

 

プレピーの書き心地について

 

プレピーをつかって絵を描いてみました。文字で見るより面積的に色味が解りやすいかもしれません。

 

プレピーブルーブラックイラスト

 

ニブは硬めですが、特にインクが擦れたり途切れたりすることも、出すぎて漏れる事もなく、スルスル書く事ができました。

 

400円以下でこの書き心地なら全く無問題ですし、ありがたすぎるくらいです。

 

個体差によって不良品もあるようですが、値段を考えたら仕方ないかなという気持ちにもなります。(もっと価格が上の物でも、個体差で失敗する事は時々あるので)

 

細い線も難なく引けて、力加減で強弱も濃淡も付き、使い勝手がメチャクチャいい。あと軽い。私はキャップはペンの後ろに付けないので、持った時に重心が後狂う事もなく、ノンストレスで描けました。

 

今度は別の色も増やしてみたいです。03なら色展開も多いので、茶色とか欲しいです!落書きするのに良さそう。

 

以上、プラチナ万年筆、プレピーブルーブラックの感想でした。

万年筆にあまり興味なかったって人にもお試し用としてオススメです!

コメント

  1. みずき より:

    確認せずに買ったわたしが悪いのですが、アマゾンリンクのプレピーは水性染料でした。

    • 白みや より:

      コメントありがとうございます、返信がかなり遅くなり申し訳ありません。
      貴重な情報ありがとうございました、プレピー、水性インクなのですね。今後参考にします。