ユポ紙製のメモ・オキナのプロジェクト耐水ペーパーの実験

オキナプロジェクト耐水メモ

こんにちは、白みやです。

 

選挙の時期になるとツイッターで「選挙の投票用紙の触り心地と書きやすさはすごい」とか「あの紙を使えるだけでも投票に行く価値あり」などなど、投票用紙を褒め称えるツイートを良く目にします。ユポ紙という合成紙が投票用紙に使われているらしいです。

 

選挙があれば毎回投票しには行くのですが、毎回あの緊張感と「見張られてる感」の中からさっさと脱したい一心で書いて投票してるため、じっくり紙の良さを味わう事が出来ずにいました。

 

だったら自前でユポ紙を購入して手元で楽しめば良いではないかという事で、市販のリーズナブルなものを探して手に入れました。

 

それがこちら

 

今回はその使い心地、書きやすさ、耐水力がどれくらいなのか、筆記用具との相性はどうなのか、という点を実際に使って確認していきます。

 

結論からいうとすごく高性能だったので、ぜひ記事の方も読んでみてください。

 

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プロジェクト耐水メモの仕様

オキナプロジェクト耐水メモ

まずは商品の紹介からです。

 

私が今回購入したものはB7サイズのリングメモタイプのものです。値段は300円くらいで買いました。カバーは裏も表もプラスチック製なので水濡れにはもちろん強い作りです。

オキナプロジェクト耐水メモ

裏に詳しく説明が書いてあります。おすすめ筆記具はやはり鉛筆、シャープペンということなので、選挙投票時の書き心地は最高の組み合わせみたいです。

 

具体的に耐水メモが必要となってくるシチュエーションが自分の生活にはなさそうなのですが、アウトドアスポーツや水場でのお仕事などでは活躍しそうです。

 

5mm方眼のメモ

オキナプロジェクト耐水メモ

メモ自体は方眼タイプで罫線の色は薄い水色です。マルチに使えて良さげです。

 

ちなみにリングからメモを一枚切り取るのも簡単に出来ました。ポリプロピレンと聞くとなんとなく固そうなイメージがあったのですがそんなことは無かったです。

 

というかこれ縦方向から加わった力だと簡単に破けるのですが、左右と下向きからの力では破れない。すごい工夫がしてある……上から下以外の方向で破こうとしても無理です。硬くて破れませんし、むしろ伸びます。

 

メモだと足りない場合は大きいサイズもあります

メモの他にもノートサイズもありました。

メモよりも広い面積にたっぷり書きたい場合はノートタイプがおすすめです。大きさはB6なのでメモの倍はあります。

ノートの場合も中身は同じく5mm方眼になってます。

 

鉛筆による書き心地と耐水の実験

オキナプロジェクト耐水メモ

早速書き心地の実験に入ります。まずは鉛筆を使用して書いてみました。使ったのはuniの2Bの鉛筆です。

 

紙の触り心地ですが、「確かにこれは選挙の投票用紙の手触り」ってかすかな記憶が呼び覚まされる感じでした。薄手ですがしっかりした弾性があり、さらさらのすべすべです。このメモ自体は白色度が高く、罫線以外は無色です。

 

鉛筆で書いてみると、滑りが良く、芯のノリも良く、引っかかりが無いためスラスラ勢いよく書けます。勢いが良くなりすぎて字が雑な私の場合ますます雑になりそうなくらい滑る。

 

芯が柔らかいせいもあるかもですが、ややスレやすいです。手を付けた部分が擦れて芯の汚れが広がります。

オキナプロジェクト耐水メモの実験

消しゴムでの消しやすさも試してみました。

 

ちゃんと消せば綺麗に消えるのですが、すべすべしてるせいか消しゴムも紙の上を滑るので、芯を吸着するまでやや時間がかかります。あと、芯の汚れが広範囲に広がります(広がった部分もちゃんと消せますが)。

 

水に入れてみた

オキナプロジェクト耐水メモの実験

水を張った洗面器に切り取ったメモを浸してみました。水分を吸わないのですぐに浮かんで来ます。水を弾く力が強いです。

オキナプロジェクト耐水メモの実験

この画像が浮かんでる状態。こんな感じに紙の表面に弾かれた水滴が見えます。

オキナプロジェクト耐水メモの水中実験

水中で書いてみました。洗面器越しなのと片手にスマホ持ってるのでヨレヨレですがしっかり書けます。むしろこれ水中の方が書きやすいのでは?というくらいに濃い線が出ます。

オキナプロジェクト耐水メモの水中実験

水中で書いてみた字です。ほんとに書きやすいし感触も良い。これはあえて風呂場にでも持ち込んで落書きしたいレベル。

 

折りやすさの実験

オキナプロジェクト耐水メモの実験

いかにも手触り的に弾力がある紙なので、折り曲げた時の実験もしました。3回ほど折りたたんでクリップで止めて外します。

オキナプロジェクト耐水メモの実験

形状記憶かってくらいすぐに開きました。折り畳んだ状態を保持しにくいです。メモパッドとして使う場合そんなに折る事も無いかと思いますが、角を追って目印に、とか、メッセージを書いて折って渡す時などには向かなそう。

 

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ボールペンの書き心地と耐水実験

オキナプロジェクト耐水メモの実験

続いてボールペンの実験です。自分が良く使っている3本と、万年筆で試してみました。

SARASAとSignoはゲルインクボールペン、ジェットストリームは油性です。万年筆は染料インクのパイロットの黒(カードリッジタイプ)を使っています。

 

どれも書き心地はサラサラしてますしインクの出方も良いです。が、すごくスレます。インクが乾くまではこすらないように気をつけないと汚れやすいです。

 

ジェットストリームは滑りすぎてちょっと書きにくい印象でした。

オキナプロジェクト耐水メモの実験

さっきの紙を洗面器に浸したものがこれです。やはり油性のジェットストリーム以外はインクが溶けやすいです。染料インクの万年筆は見る影も無く筆跡だけが残ってる感じです。

 

とはいえこれ、書いてすぐに水に入れてるので時間が経ってインクがしっかり乾いた後ならもう少しマシかもしれません。

オキナプロジェクト耐水メモの実験

水中で書いてみたものがこちら。ゲルインクの方は書いたそばから溶けて消えました(万年筆は無理そうなので試しませんでした)。

 

ちゃんとメモの裏面にも「乾いている状態では油性ペン、油性ボールペン等でもご使用になれます」と書いてあるので、耐水メモとしての真価を発揮するにはやはり鉛筆系との組み合わせがベストです。

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感想:持ってるとちょっといい気分になれるメモ

ということで、選挙投票時での短すぎる逢瀬では確認できない部分を色々試してみました。鉛筆での書き心地は本当に滑らかで楽しいです。特に水中で書く時の「こんなにちゃんと書けるとは」という驚きは実際に試す価値有りです。

 

全ての手持ちノートがこの紙質になったら流石に高級感の無駄遣いなので落ち着かないですが、一冊持ってるとなんとなくいい気分になれる紙、という印象です。

ユポ紙にも色々種類があるようで、投票用紙と全く同一の紙質ではないとは思いますが、これで慣れておけばあの選挙の緊張感も少しはマシになるかもしれない。

 

今後このメモ帳、災害時の持ち出し袋に入れておこうかなと思いました。災害時用の筆記用具も鉛筆やシャープペンが良いらしいですし、耐水性もあり破くことも難しいので非常時には心強いです。

 

それでは記事が何かの参考になりましたら幸いです。

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