【万年筆】初めての金ペン!SAILORのプロムナード【インク投入】

プロムナード中字とエーデルシュタイン

こんにちは、白みやです。

今回の記事は前回の続編になります。

 

前回の記事はこちら↓

【万年筆】初めての金ペン!SAILORのプロムナード
初めて金ニブの万年筆を購入しました!選んだのはSAILORのPROMENADE(プロムナード)よりシャイニングレッドです。伊東屋さんでいろいろ試し書きをさせてもらいつつ選びました。今回は前編になります

 

初めての金ペンを購入しいよいよ初使用!……というレポだったのですが、インクをどれにするか迷い、色味を試したりしてるうちに一週間が過ぎてました。

 

今回は実際に入れたインクと、それを決めるまでの過程、そして実際の使い心地について書いていきます!

 

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候補に上がったインクは二種類

 

で、実際何を入れようとして迷っていたのかというと、

 

色彩雫の深海

 

と、

 

エーデルシュタインのオニキス

 

の二つです。

 

深海は以前の記事でも激しく推していた、かなり気に入ってるインクです。

(その時の記事がこれ↓)

色彩雫、月夜と深海を徹底比較してみた
PILOTの大人気万年筆インク「色彩雫」の中でもブルーブラック系にあたる月夜と深海の色の違いを調べてみました。平等に比較するためガラスペンを使用しています。

 

エーデルシュタインのオニキスは真っ赤なボディから出てくる黒インクめっちゃクールとかいう理由でラミーSafariの赤に入れていました。

が、最近その赤Safariを休ませているため、現状何にも使っていない状態でした。

 

なおかつエーデルシュタインは高級インクで、品質も良いと言われているので、初めての金ペンに入れるにはなかなか向いているのでは?色も黒だから使いやすいし……ということで候補に上がりました。

 

(エーデルシュタインのタンザナイトの記事はこちら↓)

【ペリカン】エーデルシュタインのタンザナイト買ってみた
ペリカンの高級インク、エーデルシュタインよりタンザナイトのレビューです。ペリカーノジュニアにカードリッジで使用しています。他のブルーブラック系との比較もしてみました。

 

ただ、深海にしろオニキスにしろ、ブルーブラックはエーデルシュタインのタンザナイト、黒はパイロットのBlack、というように色かぶりすることはするんですよね。

 

まあどちらも使いやすい色ですし、ニブの太さが全然違うので用途は被らないので良しとします。

 

色味を再確認するためにガラスペンを出してきた

 

菅清風のガラスペン

とりあえず色味を確認しよう、というわけでガラスペンで書いてみることにしました。

(こちらのガラスペンについても近いうちにレビューします。滅茶苦茶良いです

菅清風のガラスペン

オニキスをガラスペンに漬けてみたところと、

菅清風のガラスペン

深海をガラスペンに漬けてみたところです。

やはり色つきインクはガラスペンに映える……!

エーデルシュタインのオニキス

で、オニキスの色味です。

 

黒は黒なのですが、純粋な黒というより、書き始めはほんのり赤みが漂ってるんですよね。でもしばらくすると気のせいだったかなってくらいに普通に黒です。

 

綿棒で薄く伸ばしてみた部分にはなんとなく黄味を感じる。

続いて深海です。

色彩雫の深海

以前詳しくレポしましたが、ダークグレイからブルーグレイっぽくなる色変化があります。

落ち着いてて邪魔にならない、安心して使える色です。

 

結局どっちにしたかというと……

 

エーデルシュタインのオニキス

熟考の末、オニキスの方にしました!

 

決め手としては大ボトルで買ってるからどんどん使った方が良いって事や、ボトルデザインがかっこいいからプロムナードと並べた時の絵面がいいとか、海と宝石なら宝石流し込みたいと思った、とか、諸々の理由がありますが、やはり黒は使いやすいよなという部分です。

 

そもそもこのプロムナード、何のために使うかって言ったら雑記とか覚書とか思考整理とかであり、手帳などの保存する様なものに使う予定は無いんですよね。

なので、ニブも中細を選びました。(手帳用のカクノは細字です)

 

そういう目的なので特に「この色でなくてはならない」という決まりもなく、視認性さえよければ良いのですが、せっかくの初めての金ペンですし、プライベートでも色々節目を感じる時期でもあったので、一番スタンダードなカラーで行こうかなと思いました。

 

次回のインク交換では深海や、気分次第で他の色入れてる可能性も高いです。

 

実際にインクを入れてみた

 

プロムナード中字とエーデルシュタイン

金ぴかを真っ黒にドボンです。やたら緊張する。

プロムナード中字

初めてセーラーのコンバーター使いましたが使いやすいです。個人的にはカクノで使っているパイロットのやつやラミーSafariのやつよりすんなり入りました。

 

ニブについた余分なインクを拭き取って完了。

 

キャップがスクリューなのを忘れてはならない

 

今まで使ってきたスチール製万年筆、全てのキャップが引っ張って開けるタイプだったのですが、このプロムナードは蓋が回転式です。クルクル回して開けるタイプです。

 

その方が機密性が高くインクの乾燥を防ぎやすい、と購入した際に店員さんに聞いたのですが、確かに同時に試させてもらった同価格帯の万年筆はスクリュー式でした。

(キャップレスは別として)

 

いつもの癖で引っ張ってしまうのですが、無理にやると壊れそうなので早く慣れたいです。

 

書き心地の比較

プロムナード中字

いよいよ実際に書いてみます。

紙は毎度の事ながらロディアです。

 

スチール製に比べると金ペンはしなりがどうとかヌルヌル書けるとか聞きますし、過去数回店舗で金ペンを触った際にもそういう手応えを感じた様な気がするので、いよいよ我が物になった金ペンにも革新的な違いを期待していました。

 

で、実際の感想はというと。

プロムナード中字

比較のためにカクノのFとラミーSafariのEFも使ってみました。

書いてみた時の手応えは、

  • プロムナード……さりさり
  • カクノF……コツコツ
  • ラミーSafari EF……シュルシュル

って感じです。

 

抽象的すぎてわからないと思いますが実際私もよくわからない。

 

万年筆ソムリエみたいな熟練なら具体的な差を豊富な語彙力でもって解説してくれるかもしれないのですが、私レベルだと違いを擬音で表現するのがせいぜいです。

 

違いは確かにあるんです。書いた時に出る音とかは全然違っていて、音の高さでいうと、

 

高 プロムナード>>>ラミーSafari>>>カクノ 低

 

って印象です。

 

現状使っているスチールペンも十分優秀なので、インクの出方やすべり具合など、金ペンに劣るような事は特に無いんですよね。(ちなみにカクノはMも比較してみたのですが音はFと同じでした)。

 

金ペンは使い込んで行くうちに、書き手の癖を吸収して書き心地が変わってくると聞きますし、(スチールでも多少そういう現象はあるようですが、金の方が材質として顕著という事だと思う)今後の変化が楽しみです。

育てていく感じがして良いですね。

 

ニブの太さ

 

プロムナード中字の太さ比較

先ほどの試し書きの下の方に線幅の差を試したものがあるのですが、ラミーのEFとプロムナードは似た太さです。

プロムナード中字の太さ比較

モノクロにしてみると解りやすいかもしれない。

 

購入時に細字と中細で迷いましたが、ノートに殴り書きするような使い方なら多少太さがあった方が見やすいし手応えも良さそうだし、インクの色味も楽しめそうだと思って中細にしました。

 

まとめ

 

念願の金ペンなので、書き始めには何か良い事を書こうと思い、好きな文字とか覚えこませたい言葉とか肯定的でポジティブな事から書き始めました。

意味あるのかわかんないですが、気持ちの問題として、縁起担ぎです。

 

世の中たくさん便利で有能な筆記具はありますし、手入れやインクの補充などの手間を考えると万年筆は気楽さにおいては一歩引いてしまう所もありますが、それを差し置いても良いものだと思います。

 

今回候補に上がっていたのがこちらのパイロットの色彩雫の「深海」ですが、これは黑インクに飽きてきた頃に入れ替えて使おうと思います。

実際に入れたのがペリカン、エーデルシュタインのオニキスです。

 

黒インクの違いを語れるほどの目利きではないのですが、使い心地もよく、案外複雑な色味をしてるインクだなという印象です。

 

そしてボトルがかっこいい。

吟味の末に選んだ初めての金ペン、プロムナードですが、通販を探すと店舗価格よりも幾分安価で購入できるようです。

 

私の場合、お店の人への相談料なども含みで考えいたので、店舗価格で満足してます。やはり記念になるものは実際に見て買ったほうが満足度も納得度も高いので。

インクの選び方やノートとの相性など、今までは「書けさえすればいい」と思っていた些細な事が楽しみの一つに変わり、このペン達にお世話になろうという意識を持つようになったのは大きな変化でした。

 

万年筆使うようになってから一年と数ヶ月経ちましたが、今までの万年筆同様、このプロムナードもどんどん使って色んな事を書いて行こうと思います。

 

いつかはスーベレーンの限定カラーとかに手を出せるくらいになってみたいですが、初めての金ペンという記憶に残る一本なのは間違いないので大事にします!

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