日経WOMANとアフタヌーンティコラボの万年筆のレビュー

日経ウーマンコラボ万年筆アイキャッチ

こんにちは、白みやです。

今更になってしまいましたが、昨年の日経WOMANの付録についてきた、Afternoon tea(アフタヌーンティ)コラボの万年筆を紹介します。

 

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いつの付録?

 

日経ウーマン表紙とふろく

この号です。2017年の11月号で、10月7日に発売されたものです。

 

ちょうど手帳特集もあり、欧州規格の万年筆が欲しいと思っていたタイミングだったので、試しに購入してみました。

 

万年筆の他に、この号には画像にあるような貯金の特集の別冊付録もついてます。

最近この絵の書籍を書店で見かけるので、後になってまた内容を増やしたり企画をまとめたりして販売したのかもしれません。

 

日経womanは面白そうな特集の時はたまに買います。まだ読んでないけど投資関連の話が面白そうだったので今月号も買いました。

お金関係の話の場合、実例として出てくる人のパターンがあんまり自分には応用できないのですが、面白く読んでます。おそらく雑誌のターゲット層に自分が属していないんだと思う。

 

表紙の写真は実物大

 

日経ウーマンコラボ万年筆大きさ比べ

表紙の万年筆の写真に実物大って書いてあったので、並べてみました。

なんかやたらとコラっぽく写ってしまいましたが上の万年筆は実物を表紙に置いて撮影しています。確かに同じ大きさです。

 

付録とは思えない高級感

日経ウーマンコラボ万年筆

全体図がこのようになります。

 

実は2016年にも付録で万年筆が付いていた号があり、そっちも持ってました。

その時はもっと細身でパールっぽい白い軸だった気がします。今は手元に無いのですが、以前の物に比べると、見た目の可愛さも造りの良さもかなりアップしてる。

(シンプルな方が好き、フェミニンなのは好まない、という方の場合は前回の方が良かったかもしれません。私は”日経WOMAN”ってロゴが主張してたのでやめました)

 

持った時も、普段樹脂製やプラスチック製を使っている私には重量を感じます。

 

細部を見てみると

日経ウーマンコラボ万年筆キャップと軸

キャップを外した所です。ニブも金色です。

拡大してみるとこういう感じ。

日経ウーマンコラボ万年筆のニブ

実は使い始めて早々にメッキの変色が始まりました。使っていた色の色素沈着というよりはメッキの退色っぽいです。

今は先端が赤銅色になっています。

日経ウーマンコラボ万年筆の軸

軸はミントブルーにゴールド。ちょっとTIFFANY.COっぽくていい。

細かくパールのようなラメが入っています。

 

軸のプリント部分が禿げてこないか気になってましたが、今の所その気配はありません。

付属で 欧州共通規格の黒いインクカードリッジが1本ついてきました。交換インクも欧州規格を使用するようにと梱包の袋に書いてありました。

 

実際の使い心地は?

 

これ、買った時には特にペン先の太さの記載が無いんですよね。

おそらくFくらいじゃないかな〜とアタリを付けていたのですが、実際に書いてみると

 

めちゃくちゃ太い。

 

比較画像を用意しました。

日経ウーマンコラボ万年筆書き比べ

線の太さが解りやすいようにモノクロ画像にしています。

上から

  • 日経woman
  • カクノM
  • ラミーサファリF
  • ペリカーノJr

という、手持ちの中で太めのものと並べてみました。

おおよそペリカーノJrくらいの太さになります。カクノのMよりは太い感じがしました。

 

具体的には線幅は1mmからそれ以上にはなりますので、あまり細かい字を書き込むのには向きません。

 

雑誌のコンセプトを考えると、お礼状や伝言メモなどに使うことを想定しているのかも。

 

書きやすさはどうなのか

 

付録の万年筆となると、実際の品質はどうなんだ、生産コスト的には100均の万年筆より低いのではないか、と気になる所です。

 

で、実際にどうかというと、

 

100均の万年筆と似てる

 

って思いました。

その価格帯だったらじゅうぶんなコストパフォーマンス!という感動はあるけど、めちゃくちゃ使いやすい!メインで使おう!となるかと言われると……という感じです。

 

具体的には、擦れます。

あと、インクが出てこない時があります。インクフローにばらつきがあるというか、調子がいい時は出るけど、悪くなるとしばらく出てこない時があったりなど。

 

このへんは個体差や紙、インクの種類にも拠りますので、アタリを引いた人にはすごい使いやすいのが行ってるのかもしれない。

私の手元に来たものは、長文を書くには少しストレスがかかりました。おおよそ2行に一回はインクが出なくなります。

 

ペリカンのコンバーターを入れてみたら……まさかのトラブル発生

 

とはいえ使えないというほどに酷い擦れでもなく、たくさんあるインクを入れる万年筆が欲しかったので、欧州規格のコンバーターを使うことにしました。

 

現在手に入る欧州共通規格の中で一番メジャーな印象があったペリカンのものを購入。

万年筆よりコンバーターが高い、という現象はまあ起こりますよね!プレピーとかたくさん使ってる人は日常茶飯事ではないでしょうか。

ペリカンのコンバーターを入れたところ

こんな感じにインクを入れてみました。

インクはパイロットの色彩雫の冬将軍です。ミントブルーの軸からグレーが出てくるのいいな〜と思ったのと、線が太いから字を書くより絵の練習にでも使おうと思ったからです。

なので、鉛筆に近いイメージのグレーを入れた。

 

こうしてしばらく調子よく使っていました。

 

思わぬ事態に

 

ニブが太いからか、インクの減りはだいぶ早いです。そのため、割とすぐにインク交換ということになりました。

 

軸をペン先から外し、補充用インク瓶にペンを突っ込んで、コンバーターを捻りながら吸引……といつもなら行くわけなのですが、ここで問題が発生しました。

 

コンバーターが軸の中にすっぽり収まって出てこない!

 

……完全に嵌まり込んでしまいました。

たしかにペリカンのコンバーターは長さがあり、日経コラボの万年筆は奥に行くほど先細りになるデザインなので、奥まで押し込まれるとそこで固定されてしまう可能性のある形状です。

が、最初に差し込んだ時は違和感なく軸に収まり、キツイと感じることもありませんでした。

なので、実際こんなしっかり奥まで押し込まれていたとは気付きませんでした。

 

なんとかして外そうと、ピンセットペンチまで使ったのですが出てきません。逆にコンバーターの方に不当な攻撃を仕掛ける羽目になってしまい、このままではコンバーターの方が壊れるんじゃ……という危機感がありました。

 

結局どうやって外したかというと、もう一度ペン先をしっかりコンバーターにはめ込み、ペン先ごとそ〜っと引っ張ったら外せました。

 

外せて一安心したのも束の間、この格闘のせいか、コンバーターの上部、インクを入れる時に捻る部分が分解してしまいました。

(というか、ペリカンのを使うのが初めてなので、これが仕様なのか壊れたのかもよく解らなかった。少なくとも他のメーカーでは外れたことが無かったので、壊れた!って思いました。インクの補充自体は、気をつけながらやればできました)

 

その後の対処法

ペリカンのコンバーター

このままもういちどはめ込んだらきっとまた出てこなくなる……と事を重く見た私は、コンバーターの上部をカッターで削り取る作戦に出ました。

その効果もあってか、以来ほとんど嵌まり込む事もなくなり、まれに嵌ってしまっても、ちょっと頑張れば出てくるようになりました。

 

やはりメーカー同士が違うものを無理に使うとリスクがありますね。

 

……とはいえ、ペリカン以外だとモンブランとかのコンバーターになるのだろうか。そっちになるともっとコスト上がるんじゃない?

おとなしくカードリッジ使っておいた方が無難なのかもしれない……。

 

現在も活用中

 

ドラえもんの尻

今でもこの日経WOMAN、アフタヌーンティコラボの万年筆は、冬将軍専用万年筆として使用しています。

 

さっきも書いた通り絵の練習用なので、紙はクロッキー帳やモレスキンを使用してます。毛羽の多い紙質のせいか、ますます擦れやすくはあるんですが、文字ではなく絵なのであんまり気になりません。

 

これからも書けなくなるまでは使い続ける予定ですが、なんとなくペンが壊れるより中のコンバーターが壊れる方が先な気がする。

 

日経WOMANは今後も年一くらいで万年筆の付録付けるんですかね。デザイン次第でまた買ってしまうかもしれない。というか手帳特集と同じタイミングだったら買う事になる。

 

最近いろいろな書籍の付録として万年筆見かける事が増えた気がします。ユーザーたくさん増えるといいですね。

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