こんにちは、白みやです。
今回はエルバンのトラディショナルインクから、落ち着いた渋みのある紫、ムーンシャドウを紹介します。
今回もカードリッジタイプ
ムーンシャドウはボトルではなくこちらのアルミ缶に入ったカードリッジタイプを持っています。
忘れな草ブルーやヴィオレパンセの紹介の時にも解説しましたが、小さな缶の中に欧州共通規格サイズ(短い方)のカードリッジが6本あります。
先に2本使っているので今回は三本目を使います。
大きさはこれくらい。小さめなのでインクの量も少なめです。
私はインクを色々試したいので容量が少ないのは都合がいいですが、定番として長く使いたいのであればボトルを購入した方が経済的です。
特にこのムーンシャドウは落ち着いた色味をしていて、日記など長めの文章を書いても目が疲れないのでおすすめです。
今回も無印のアルミ軸万年筆で
このカードリッジを無印のアルミ軸万年筆に装着します。
欧州規格のカードリッジを使うために購入したので、すっかりエルバンと無印の組み合わせが定番になっています。
カードリッジは細い方が奥です。
実際に刺してみると半分くらいは首軸に埋まってしまいます。
本体を取り付けて完成です。
このアルミ軸のマットな銀と、ムーンシャドウのダークパープルは相性もとても良いです!
ムーンシャドウは具体的にどんな色?
いつも通りロディアに書いてみました。
今回はカードリッジなのでインクが降りてくるのを待つ時間があったのですが、無印万年筆はそんなに時間かからない印象です。
めちゃくちゃ時間かかるって思うのはペリカーノジュニア。
色調補正はあまりしていません。
書き始めちょっと薄めに感じたのは、もしかしたらペン先を洗った時の水分が残っていたからかも?
書いているうちに安定した濃度になってきました。
拡大してみる
色味はこんな感じで、紫としては赤みが強めです。
とはいえワインレッドやぶどう色という感じでもなく、もう少しグレイッシュです。
とはいえ暗すぎる事もなく、使いやすくて味のある色をしています。
ブルーブラックインク系の色の代用として使っても良さそうです。
耐水性については?
こちらも試してみました。
スポイトで水をかけて、数分放置し、水分を拭き取ります。
このようにすっかり消えてしまいました。
エルバンのインクのレビューでは毎回言ってる気がしますが、サラサラした水っぽい質感のインクなので、フローが良い代わりに水にも弱いです。
使い所に注意です。
裏抜けはする?
ロディアであれば全然裏抜け無しです。
他の紫インクとの比較
手持ちの紫系インクと並べてみました。
- パイロット 色彩雫 山葡萄
- エルバン ヴィオレパンセ
- エルバン ムーンシャドウ
です。
どれも違ったテイストの紫です。
視認性という意味ではムーンシャドウがおすすめです。色味自体を楽しみたい場合や、短文に使う場合は鮮やかな色の方が面白みはあるかも。
絵を描いてみました
絵を描こうと思った時毎回何を描いたら良いのか迷うのですが、単純にボトルを描いたらいいんじゃないかと気づきました。
ちょっとクラシックな雰囲気のでる色なので、華やかさよりも格調の高さや微妙なニュアンスを好む人にオススメです。
ムーンシャドウはエルバンで一番最初に買ったインクです。
ネーミングや、色の見本から判断して、これは落ち着いて使えそうって思って試したのですが、狙い通りの結果だったので気に入っています。
トラディショナルインクは種類が多いので色々試したいのですが、これは使いきった後でもまたリピートしそうな予感がするインクです。
なんだかんだで見やすいインクは消費量が早いです。黒でも青でもセピア系でもない見やすい色、という変わり種が欲しいときに良いです。
次回はボトルタイプで購入しても良いかも。
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