こんにちは、白みやです。
今日は大好きなLAMY safari(ラミーサファリ)の紹介をしたいと思います。
初心者から愛好家まで、広い層に人気を博すカジュアルな万年筆ラミーサファリですが、一体どんなところが魅力なのか、主観8割くらいで語っていきます。
LAMY safari(ラミーサファリ)ってどんな万年筆?
ラミーサファリとは、ドイツのハイデルベルクに本社を構える創業1930年のペンブランド、「LAMY」社の人気商品です。
Safari(サファリ)シリーズには万年筆の他、ボールペン、ローラーボール、シャープペンも揃っており、好みに合わせて好きなものが選べますし、揃えて持ってもおしゃれです。
カラー展開も豊富で、ブラック、シャイニーブラック、イエロー、レッド、ブルー、ホワイト、スケルトンの他、その年ごとの限定カラーが出ております。
私はビビットな色のものがいかにもラミーサファリらしくて好きです。限定色も楽しみです。
樹脂製で軽く、グリップに工夫がしてあるため、自然に無理なく書ける持ち方ができます。この持ちやすさと書きやすさはぜひ体験していただきたいです。
また、個性的なシルバーのクリップがついているのですが、ラミー開発のコンセプトとして「馬のサドルに繋いで耐えられる万年筆」というものがあったらしく、相当頑丈に作っているようです。(趣味の文具箱44のラミー特集より)
私は自宅に置いているので、このクリップを何かに引っ掛けて使用した事が無いのですが、それだけ頑丈ならすごいですね!
万年筆は繊細なイメージがあるので、馬に繋いだらクリップが大丈夫でもインクが漏れるのでは?って心配になります。
流石に自力での検証は難しそうです。
初心者向けの低価格万年筆の中では、比較的高価かつ高性能という感想のラミーサファリ、私は最初の一本で描き心地と見た目に惚れ込んで現在は3本を使用中です。
お値段はだいたい4000円くらいですが、通販を利用するともっと安価に購入できる所もあります。
私は店舗と通販どちらも利用しましたが、店舗で購入した時は「付属の専用箱が無い」と言われ、通販で購入したほうがむしろ得だったのではという事がありました……。
(品質はどちらも問題ありませんでした)
ラミーの線は日本製の万年筆より太い?
今使用しているのがこれら。
上からスケルトンのEF、赤のEF、黄色のFです。
ラミーで書いた時の線の太さは、日本のメーカーのものより太めです。
だいたいラミーのFが日本のMくらいの感覚です。ラミーEFだと日本のF、もしくはフローによってはそれ以上の太さになるため、細かい字を書き込むには不向きです。
書き比べてみました。上から3つがラミー、下3つがカクノです。
わかりやすい様に色はモノクロにしてあります。ラミーのFとEFはあまり大きな差は無いとも言われています。私の実感だと、大きな紙に大きな字を書くならあまり差を感じませんが、細かく書き込むとなるとやはりEFの方がやりやすいです。
私は手帳などスペースの小さいものにはカクノを使い、ラミーは思いつきをざくざく書き出す時に使用しています。
ワンランク上のAL-star(アルスター)というラインもある
同じくラミーからはアルスターというラインも出ているのですが、そちらはアルミ軸でサファリよりもやや高級感があります。
私はサファリで満足してしまったので、アルスターはまだ試した事が無いのですが、限定色の水色が綺麗なので気になってます。
文具店で試し書きをした事があるのですが、軸がアルミなので重量感がありますし、艶感が樹脂のものよりざりっとしてる感じです。職種などによってはアルスターの方が持ちやすい場合もあるのかも?
お値段はサファリより1000円くらい上になります。
ラミーサファリのインク交換
ちょうどインクが切れたので、この黄色のラミーにコンバーターでインクを入れ替えるレポをします。
購入した時にはブルーの専用カードリッジが付いてきます。
ラミーはカードリッジインクが7色ありますが、あらかじめ付いてくるのはブルーです。
いつどの店で購入してもブルーになるのかは分からないのですが、4回購入歴がある中、毎回ブルーでした。
ラミーのカードリッジインクはこちら。手前の丸い輪はラミー購入時に付いているキャップの緩衝材みたいなものです。
ちなみにラミーは独自規格なので、欧州共通規格のインクは使用できません。
手持ちインクを使いまわしたいと考えていた場合にはご注意ください。
私はラミー用のコンバーターに別のメーカーのインクを入れて使用するつもりなので、今回はこのカードリッジは使いません。
ラミーのコンバーターはこのようになっており、赤い色がかわいいです。スケルトンだとこの赤が見えて、インクの色との相性などを楽しむ事もできます。
アルスターはまた別の種類のコンバーターらしいです。これはサファリ用。
画像のものはすでに以前使っていたインクの色素が定着しており、洗っても完全に綺麗にはなりません。
サファリですが、しばらく使っていないとインクが固まりやすい印象です(どの万年筆もそうですが、サファリは特に)。ニブの部分が詰まるというより、コンバーターとの接続部分が詰まります。洗浄してもその部分はなかなか落ち切らない。
詰まってしまうとインクはまだ沢山残っているのに出が悪くなり、せっかくのラミーの持ち味であるスムーズな筆記ができなくなるので、マメにチェックするのが無難です。
そういえばカードリッジで使ってる時には使い切るまで一度も詰まらなかった。
インクを入れ替える手順
バラします。中身はこのようになってます。
ニブの部分のアップ。指を置く場所が独特の形状になっています。
コンバーターを差し込む時は、コンバーター側の突起と、サファリ側の溝を合わせてしっかり差し込みます。
使うインクなのですが、最初は「黄色の軸から鮮やかなロイヤルブルーを出したい!」と思ってイエローを買ったので、エルバンのサファイヤブルーを入れていました。
現在は青系全般をそのときの気分で入れています。
今回はpilotの色彩雫の人気色、月夜を入れます。
実はコンバーターでのインク入れ替えが未だに苦手で高確率で瓶のラベルを汚すのですが、月夜もしっかり犠牲になりました。
いつか大瓶買う時までには上手く入れられるようになっていたい。
インクを吸い込んで、装着します。ラミーはわりとたっぷりインクが入れられる印象です。
パイロットのはちゃんと吸い込めてるのかよくわからない時がある。
完成しました。カードリッジでは無いのでインクが降りてくるのを待つ事もなく、入れ替え後すぐに書き始める事ができます。
参考に、月夜のインク色とともに。
月夜ってもうちょっと実際は青緑っぽいですが画像だと暗めに写っていますね。
今回はインクの紹介では無いので省きますが、そのうち月夜の色味も詳しくレポします。
とにかくラミーサファリはおすすめ
サファリに満足してしまい、買うはずだった金ペンにまだ手を出していない、というくらいには書きやすくて気に入ってます。
ペン先はスチールなので、しなる感じや柔らかさは無いのですが、しっかりした安定感となめらかなインクの滑りは書いていてとても楽しいです。
スチールニブはボールペンの感覚に近いとも言われてますが、ボールペンよりも遥かに軸がブレず安定しますし、上滑りする事もなく、ちょうどいい密着感があります。
とにかくおすすめなので、試し書きからでもいいので是非使ってみてほしい万年筆です!
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