こんにちは、白みやです。
今回もHERBIN(エルバン)のトラディショナルインクの紹介になります。
今日は「忘れな草ブルー」という、淡い青紫色を推していきます。
エルバンについての詳しい紹介はこちら↓

前回のヴィオレパンセの記事はこちら↓

柔らかい青紫、忘れな草ブルー
忘れな草ブルー、表記名はBleu Myosotis(ブルー・ミヨゾティス) となります。
フランスのインクなのでフランス語ですね。
ちょうどこの文字色が色相環的にこのインクの名称の色になります。
ブルーというと万年筆のインクにはブルーブラックやロイヤルブルー、ターコイズブルーなど、様々なものがあります。
沢山あるインクの中でも青の種類って本当に豊富で、何種類でも試してみたくなります。
そんな中、この忘れな草ブルーはちょっと珍しいタイプの青です。
紫寄りの青ですが、あまり濃くなく、彩度も高すぎず、清楚というか、上品な印象です。
実際の忘れな草の色(個体差ありますが)に確かに近く、それに濃淡をつけた感じ、というイメージです。
今回もカードリッジタイプ
ヴィオレパンセの時と同じく、アルミ缶に入った小さなカードリッジが6本入りです。2本使ったので今は4本しか残っていません。
小さめの印象ですが、たしかダイソー万年筆とか無印万年筆の交換カードリッジもこれくらいのサイズだったような。
色々な種類を試したい側としては小ぶりなサイズだと交換の機会が多くて良いです。
大きさは約4cmほど。
ケースから透けて見える色より、実際に書くと薄めに出ます。
特に白色度が高く、水分の吸収の悪い紙だと淡めになります。
忘れな草ブルー、実際に書いてみた色
今回も前回同様、無印のアルミ軸万年筆に入れて使ってみます。
無印の万年筆、欧州企画のインクカードリッジを使える手軽な価格の万年筆ってそんなに選択肢が多くないので大活躍です。デザインの無機質さは好みが別れるかもしれませんね。
実際に書いてみた見本がこちら。
色調は少し補正して色味が解りやすいようにしています。
紙はエトランジェ ディ コスタリカの無地のノートです。
この紙がすごく吸収が良く、(万年筆だと裏抜けもする)色も濃い目に出るのですが、物によってはもっと薄くなります。
拡大してみましたが、左側のほうの色味くらいの印象になる場合が多いかも。
白めの紙だと書いてしばらく放置するとワントーン明るくなります。
とはいえ視認性が悪いほどの薄さではないので、普段のメインとしても十分に活用できると思います。
ただ、個人的には公式文書には微妙なラインです。ちょっと淡めかなと思う。
というかエルバンのインク全体の特徴ですが、サラサラしていて粘度が低く、水に流れやすいので公式文書は危険です。
耐水性実験
参考として、さっきの色見本画像の一部に水を垂らしてみました。
水を吸い込みやすい紙なので、あっという間に染み込んでいきました。
これをしばらく放置したあと軽く水分をふきとり、乾燥させます。
だいたいこれくらいの色落ちになりました。
染料インクとしては割と残ってる方だなって思うのですが、やはり薄くなるので、濡れて困るようなものには使わない方が無難です。
とても綺麗で品のある青なので、色を統一したロマンチック系のデザインのノートや手帳にに使うと楽しそうです。貴婦人気分が味わえそうです。
ペンもできれば可愛いデザインに入れたり、色のコントラストを楽しめるカラーの物に入れると楽しそうです。
おすすめカラーなのでぜひ試してみてください!
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